眼精疲労

目を長時間酷使すると、痛みやかすみ目、疲労感、さらには頭痛や肩こり、吐き気などの体調不良を引き起こすことがあります。十分な睡眠をとっても回復しない、もしくは頻繁に起こるような症状を「眼精疲労」と呼びます。症状が長引いてなかなか治らなくなってしまうケースもありますので、このような症状を感じている場合は軽視せず、ただちに受診しましょう。
眼精疲労を引き起こす主な原因を示します。

(1)目に原因
近視・遠視・乱視などの屈折異常や、老眼などの調節異常などの疾患により、目を凝らしたり姿勢に無理をさせることによるもの。
(2)体に原因
風邪や虫歯、自律神経失調症、更年期障害など、身体的な疾患がある場合。
(3)精神的な要因
ストレスから発症する心身症や神経症などの疾患を有する場合。
(4)環境的な要因

VDT作業(PCを用いた作業全般)による眼精疲労は近年注目され、「VDT症候群(テクノストレス眼症)」と呼ばれています。その他、シックハウス症候群や紫外線などによる光刺激も原因となります。

眼精疲労の治療方法は原因によって大きく異なるため、まずは眼科やクリニックにて適切な診察を行い、しっかりと原因を探ることが先決です。原因として疑われる疾患を治療することで,症状を劇的に軽減することが可能です。

眼精疲労対策として普段から目をいたわる習慣をつけましょう。パソコンや読書など、目を長時間使用する場合には定期的に目を休ませ、しっかり睡眠をとること。目の疲労には「休息」が何よりの特効薬です。また、蒸しタオルやマッサージによる目の周りの血行促進、栄養バランスのとれた食事も効果的です。

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