糖尿病の眼合併症

糖尿病は、全身に合併症をひきおこす病気で、特に「網膜症」「腎症」「神経障害」は発症頻度が高く、三大合併症と言われています。 目の合併症として、角膜症・白内障・緑内障・眼筋麻痺(複視)・網膜症などが挙げられますが、特に糖尿病網膜症を放置すると重篤な視機能障害をもたらす場合があります。網膜症は、進行の過程にしたがって、単純網膜症、前増殖網膜症、増殖網膜症の3段階に分けられます。

 

★単純網膜症

 

内科的な血糖のコントロールが治療の第一。止血剤や血管拡張剤などの内服薬も投与して経過観察を行います。

 

★前増殖網膜症

 

新生血管の発生を防ぐため「レーザー光凝固術」を行います。この時期を逃すと、次の増殖網膜症に進行してしまいます。

 

★増殖網膜症

 

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この段階まで進行すると「レーザー光凝固術」での治療は難しく、外科的な手術が行われます。硝子体出血を起こすことが多く、出血が吸収された後も膜が張り、その膜が収縮して再出血を起こします。これを繰り返していると牽引性の網膜剥離となりますので、いずれにせよ早めの硝子体切除術が必要です。

 

【糖尿病黄斑浮腫】

 

網膜血管の透過性亢進により網膜の中心部(黄斑)が浮腫を起こす病態で、糖尿病網膜症の患者さんの約1割程度に発症するとされます。治療の第一選択としては、以前は硝子体切除術でしたが、現在は抗VEGF薬の硝子体注入が一般的です。
詳しくは、「黄斑浮腫」の項目をご参照下さい。

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