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老眼の治療薬:Yuvezzi(ユベッツィ)

2026年の1週目は,ICL近視矯正手術×4〜硝子体茎離断術(PDR-VH)〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼多焦点同日を含む)〜出張手術。
先々週は,ICL近視矯正手術×4〜PTK(顆粒状角膜変性)〜水晶体再建術(全例両眼同日・多焦点を含む)。
先週は,レーシック×4〜ICL近視矯正手術〜前後転術×2(外斜視)〜硝子体茎離断術(PDR-VH)〜水晶体再建術(両眼多焦点同日・matureを含む)〜翼状片切除術〜出張手術。
今週は,ICL近視矯正手術〜硝子体茎離断術(PDR-VH)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜埋没法(睫毛内反)。
皆さん経過良好です。

老眼(老視)治療薬として初の2剤配合点眼薬Yuvezzi(ユベッツィ;コリン作動薬カルバコールおよびアドレナリンα2受容体作動薬ブリモニジン酒石酸塩点眼液 2.75%/0.1%;Tenpoint Therapeutics」が米国FDAに承認されました。
承認はつい先日ですが,以前から知られているBRIMOCHOL PFと同一の薬剤で,ムスカリン作動薬であるカルバコールは瞳孔を収縮させて焦点深度を改善し,ブリモニジンは散大を抑制して縮瞳反応を持続・安定化させます。臨床薬物動態試験では,ブリモニジンと併用投与した場合,カルバコールの虹彩および毛様体への滞留量が42%増加することが観察されています。
第3相臨床試験では,Yuvezziは個々の有効成分単独と比較して優れた効果を示し,8時間後の両眼近見視力が統計的に有意に3段階以上改善し,両眼遠見視力は1段階以上低下しなかったとのこと。また,72,000日を超える治療日数において重篤な有害事象は認められていません。

老眼は,眼鏡・コンタクトレンズ・手術を含め,これまで満足度の高い治療法はありませんでした。Yuvezziは,2つの成分を1日1回点眼薬に配合することで,近見視力の保持が一日中持続できる,古〜くて新しい点眼薬です笑。
高齢化著しい国々での需要は言うまでもなく,国内でも承認が期待されます!

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