白内障手術〜IOL縫着術〜硝子体手術〜眼瞼下垂手術

今週金曜は祝日のため,本日午後に手術を行いましたが,内容が盛り沢山でした(^^;)
通常の白内障手術の患者様は全員,当然ですが問題なく終了。
そして,他院からの紹介患者様の,眼内レンズ毛様溝縫着術も行いました。前医での術後2ヵ月間にわたり角膜混濁が消失せず切迫水疱性角膜症といった超難症例でしたが,本日の手術は無事終了しました。
さらに,先週に引き続き今週も硝子体(黄斑前膜)手術がありました。黄斑前膜についてはいずれ詳しく書きたいと思いますが,「見えてはいるけど中心の歪みがゆっくりと進行してきた」という場合は,この病気の可能性もあるので,是非一度網膜専門医を受診することをお勧めします。いずれにせよ予後は良好であり,手術も比較的容易な分類に入りますのでご安心下さい。
最後にラジオ波メスを用いて眼瞼下垂手術を施行し,手術はすべて終了!
そして5時〜外来診療…(^^;)
明日患者さん全員の喜んだ顔を見るのが楽しみです!

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3・11

ちょうど3年の月日が経ちましたが,震災時の記憶は鮮明に残っています。
2011年3月11日午後は出張手術中でした。午後2時30分〜10件の予定で,2件目のちょうど洗眼をしたあと,顕微鏡を覗いていざ手術を始めようとしたその時にぐらっ,と…それから揺れは悪化する一方で,停電となりパニック。慌てて開瞼器を外し,患者さんをガードしつつも,何も出来ない状況でした。一旦揺れが収まった際に暗闇の中で患者さんを全員外へ誘導。出張先のクリニック内を見て唖然…状況がよく把握できませんでした。外に出ると,隣りのコンビニの棚の崩落,信号の停電,道路のうねり,壁の崩落,そして余震…もし手術を行っている真っ最中だったとしたら…本当に不幸中の幸いです。2件目以降の手術はすべて延期とし,再度仕切り直しとなりました。
自宅へ帰るにも常磐道は全線通行止め。停電中の国道6号の大混雑は容易に想像できましたので,一般道の裏道で自宅へ。ラジオにて事の重大性を把握しつつ,帰路途中に一般家屋の損壊・全壊をみて不安な気持ちでしたが,つくば市内へ戻るとなんと信号が普通に…コンビニに電気が!同じ茨城県内でもこんなに違うものかと思いしらされました。
当時勤務していた主病院の被害も甚大でした。壁の崩落は勿論のこと,本館オペ室からは空が垣間見え(本当!),全科すべての入院患者は退院もしくは転院。完成間近の新館にも被害が及び,もはやこれまでか…とも思いましたが,そこからの復興がすごい!3日後には緊急避難的に新館で外来診療を再開し,野戦ベッド上にて抗VEGF薬硝子体注入も施行。その後オペを再開したのは眼科が最初です(もちろん私!)。ガソリン給油が難しいため,他科Dr5名と学生のように乗り合いで凸凹道を通勤した2週間は,今となっては良き思い出です。

あれから3年。今日の同時刻もやはり手術でしたが,勿論何事もなく無事終了。
帰り道に寄ったSAの駐車場は,大型バスで一杯。よくみると,すべてハワイアンズ帰りの高速バス!最近のハワイアンズは増収増益ですごいそうです。
3年という月日が流れている証拠ですね!

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レーシック〜白内障手術〜外眼手術

今週も、レーシック・白内障手術・外眼手術と、手術が沢山ありました。
昨日のお昼休みはレーシック手術でしたが、「見えます〜!」と本日明るく元気な表情で皆さん受診されました。経過良好で何よりです。
今日のお昼休みには、白内障手術8件・眼瞼内反手術1件の計9件の手術を行いました。優秀なスタッフのおかげで手術の流れも非常にスムーズ。明日眼帯を外した後の患者さんの喜ぶ顔を見るのがとても楽しみです!
火曜日は2つのクリニックをハシゴして14件の出張手術でしたので、今週は白内障手術だけで計22件を執刀しましたが、硝子体手術がなかったので比較的楽でした(^^)。
来週は硝子体手術が複数あります。
頑張るぞっ!

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論文

眼症状を呈する全身疾患は多々ありますが、その中でも非常に重要なものとしてベーチェット病が挙げられます。眼内のぶどう膜や網膜の炎症を引き起こし、レミケード(インフリキシマブ)の点滴静注により現在は予後が劇的に改善されましたが、以前は非常に予後不良の病気でした。このベーチェット病と鑑別を要するSweet syndrome(本邦ではsweet病)という稀な全身疾患があります。この病気でも稀に眼症状を呈することがあり、以前その眼所見について海外雑誌に報告したことがありました。下記はその論文の一部です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16141877
RETINA1 RETINA2

 

 

 

 

 

米国のあるDrがこの論文に興味を示し、 「もっと症例を集めて共同報告しませんか?」と以前お誘いがありました。そして先日このDrから「published!」のメールが届きました。
http://www.karger.com/Article/FullText/357729
2年以上の時間を要しましたが、一緒に論文をまとめて投稿し、reviewを無事に通過し、今回の論文掲載に至っています。
海外雑誌に掲載されると、共同研究・総説原稿の依頼など、世界中のDrから様々なお誘いを受けることがあります。日常診療とはかけ離れた世界であるからこそ、非常に面白いですよね〜。
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ICL(Implantable Contact Lens)

Visian-ICLICL(Implantable Contact Lens)は、水晶体のある眼にimplantするIOL(phakic IOL)の1つです。角膜と虹彩の間(前房)に挿入するphakic IOLもあります。しかしこのタイプは長期的にみると角膜内皮細胞の減少や眼圧上昇などのリスクがあることは否めず、私は使用しません。
http://www.satouganka.com/icl/
一方、ICLは虹彩と水晶体の間(後房)に挿入するので、そのような心配は皆無であり、度数が変わったとしても容易にICLの交換が可能です。白内障が進行した際には、ICLを摘出して二重焦点眼内レンズを用いた水晶体再建を施行すれば、良好な遠近の裸眼視力を保持できます。ICLは通常の中等度近視のみならず、レーシック適応外(最強度近視・角膜が薄い・角膜形状異常など)の方でも手術を受けることが可能です。
また来月には、中央に微小な貫通孔を有する「hole ICL」が厚労省に認可される予定です。患者さんの負担を減らせるレンズの登場は喜ばしい限りですね。

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花粉症

そろそろスギ花粉が飛び始めているようで、目の痒みを訴える患者さんが増加しています。
アレルギー性結膜炎の点眼薬は非常に多く存在しますが、アレルギー性結膜炎に保険適応のある内服薬はなく、鼻炎のみに対しての適応となります。しかし実際には、点眼と内服をかぶせた方がより効果的です。
朝からぐしゅぐしゅの日はもう一日中ダメですよね〜。
私も典型的な花粉症体質ですが、どちらかというと鼻炎の方がひどいため、すでに予防的に内服を開始しています。目薬も早めに開始すると、その年の症状緩和に非常に効果的です。
毎年花粉症になることがわかっている方は、お早めに点眼(内服)を開始することをお勧めします。
体質はなかなかな治せませんので、なにより予防が重要です!

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レーシック〜白内障手術〜硝子体手術〜斜視手術

今週はレーシック・白内障手術・硝子体手術・斜視手術と、内容が盛り沢山でした。
皆さん経過良好で何よりです!
ありがたいことに2月はもう手術予約が一杯なので、もっと手術日を増やさないといけませんね。

休み時間を削っての手術準備と後片付け、スタッフに感謝感謝ですm(_ _)m。
来週は硝子体手術症例がたくさんありますが、頑張ります!

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強度近視に対する治療選択

前回の続きで、強度近視に対する治療選択の考え方です。
オルソケラトロジーは軽度〜中等度近視に対してまでの適応で、強度近視に対しては適応外ですので、最初から選択肢に入りません。
キーワードは「レーシック・有水晶体眼内レンズ(phakic IOL)・透明水晶体摘出交換(RLE)」です。

基本的にすべて保険外診療となりますが、どれを選択しても間違いではありません。
どれにするかは患者さんの自由ですが、とはいっても患者さんは自分では決められませんよね。
では何で決めるかというと、年齢、近視度数、そして金額、となります。

まず年齢ですが、若い順に、レーシック・phakic IOL・RLE、となります。

逆に度数としては、近視の強い順に、RLE・phakic IOL・レーシック、となります。

金額は、安価な順に、レーシック・RLE・phakic IOL、でしょうか。
以前はレーシックは高額でしたが、今や両眼で10〜20万円です。自由診療の美容形成手術からみると、決して高額ではなく、むしろ非常に安価だと思います。

レーシック適応外の強度近視では、phakic IOLは非常に有用です。
問題は価格ですね。価格を気にしないのであれば、phakic IOLを選択し、老眼が出てきたら二重焦点眼内レンズにてRLEを施行、これは贅沢かつ有用です。
http://www.satouganka.com/icl/
まだ初期のレーシックと同等の価格ですが、今後は徐々に価格が下がってくると考えられます。しかし、価格が下がるにはまだ少し時間がかかりそうです。

どれも有用な術式ですが、近視の患者さんは非常にたくさんおり、強度近視も増加しています。これらの手術を保険適応にしたら国や保険者が破綻してしまうので、今後も保険適応になることはなさそうです。

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強度近視に対する屈折矯正手術

様々な眼科学会が年中各地で開催されますが、眼科での5大総会は、春の日眼総会、梅雨期の日本白内障屈折矯正手術学会総会、秋の臨床眼科学会、初冬の網膜硝子体学会総会、そして極寒期の眼科手術学会総会、です。今週末は第37回眼科手術学会総会に出席するため京都に出向きました。
学会の内容としては特に目新しいものはありませんでしたが、「強度近視に対する屈折矯正手術」のシンポジウムは、再確認の意味で非常に勉強になりました。
最後に座長の某有名教授お二方が、「レーシックは本邦を含め世界中で広く行われており、ちゃんと適応を見極めて施行すれば、非常に安全かつ有用な手術であることは間違いない」と口を揃えておっしゃっていましたが、全くその通りですね。
レーシックなどのレーザー屈折矯正手術は設備投資が莫大ですから、そのスペックを有しているか否かで医療者側の見解が異なります。つまり、設備がない施設ではレーシックなどに対しこの上なく否定的な見解を示します。心理的に考えれば必然なのかもしれませんが…
強度近視に対する治療選択の詳細はまた今度色々と書きたいと思います。

冬の京都はやはり寒い!土曜と日曜で景色が一変です!雪景色の京都も綺麗どすね〜。

写真 1 写真 2

 

 

 

 

 

 

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ランチョンセミナーのリーフレット

昨年秋に開催された第67回日本臨床眼科学会での、ランチョンセミナー講演のリーフレットが完成しました!これが全国の眼科医に配布されます。乞うご期待♬
リーフレット リーフレット2

 

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