全身病と眼」カテゴリーアーカイブ

開院9周年

本日,開院9周年を迎えました!
診察券番号53635のユニークIDを昨日発行し,開院後9年間で5万4千人弱の新規患者様にご来院頂いたことになります。
受診されたすべての患者様,そしてスタッフに日々感謝です。

先々週は,エキシマレーザー治療的角膜切除術PTK:顆粒状角膜変性・帯状角膜変性)×6〜ICL近視矯正手術×6〜水晶体再建術〜出張手術(笠間眼科)。
先週は,硝子体茎離断術×2(増殖性硝子体網膜症・増殖糖尿病網膜症BⅤ+D)〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点を含む)。
今週は,ICL近視矯正手術×6〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点を含む)〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。

今後も引き続き,個別化屈折矯正手技ICLレーシックオルソケラトロジー)〜プレミアム多焦点白内障手術硝子体手術(MIVS)〜緑内障手術(MIGS)〜眼瞼下垂手術斜視手術抗VEGF療法など,最先端かつ最良のテーラーメイド医療を提供し続けます!

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労働衛生・労働災害

先々週は,ICL近視矯正手術〜水晶体再建術(連続焦点トーリックを含む)〜眼瞼下垂手術〜出張手術(笠間眼科)。
先週は,レーシック×4〜ICL近視矯正手術×4〜硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜iStent inject W挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点トーリックを含む)〜出張手術(鉾田病院)。
今週は,ICL近視矯正手術〜硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症)〜iStent inject W挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点を含む)〜眼瞼下垂手術〜前後転術(外斜視)〜出張手術(二の宮眼科)。
皆さん経過良好です。

本日は東京都医師会館にて,労働衛生・労働災害に関する計5時間の座学。
備忘録を兼ねて,特に興味深かったものをご紹介。

石綿アスベスト):
労働衛生法第55条に製造禁止物質として指定されている8物質の1つ。胸膜中皮腫や腹膜中皮腫などを引き起こすことは周知の事実であり,1972年に国際労働機関が職業がんとして認定済み。にもかかわらず,本邦では2004年にようやく原則使用禁止。さらに全面禁止となったのは2012年…なんと震災後!
いずれも2004年以前の駐車場の露出した吹付け(レベル1),そして断熱材(レベル2)・波形スレート瓦(レベル3)は要注意。
過去の石綿建材使用時のばく露により毎年多くの方が労災認定。石綿使用建築物の解体は2030年のピークに向けてさらに増加し,2060年頃までかかる見込み。
アスベスト問題は過去のものではなく実はこれからが本番であり,今後40年以上にわたり公害病として中皮腫の増加が懸念される。

・テレワークの問題点:
運動量の減少・体重の増加・飲酒量の増加 ⇒ 運動時間の確保・食事量のバランスなど
概日リズム障害・社会生活への適合不全(コロナ・ロス) ⇒ 業務のオン・オフの明確化
テレワーク中の不慮の転倒 ⇒ 労災の適応

・過労死:
脳・心血管疾患 : 40歳以上の壮年者・高齢者
精神疾患 : 20歳〜40歳代の若年〜壮年者
労働時間が週に55時間以上 ⇒ 脳・心血管疾患のリスク上昇⇧(LDLコレステロールも上昇⇧)

時間外労働時間:
月に80時間以上 ⇒ 健康障害のリスク大
(上限は原則で,月に45時間・年間で360時間)

・精神障害:
精神障害による労災補償請求が爆発的に増加中。
発症は環境のストレス強度と個体側の反応性(脆弱性)とのバランスで決まる。
単純疲労はガス欠(短期休養で回復),適応障害はオーバーヒート(長期休養にてストレスを減らし,認知行動療法も必要),うつ病はエンジンオイル切れ(遺伝的な要因を伴う思考制止のため,抗うつ薬長期投与が必須)。
うつ病の多くは躁病相も伴う双極性障害で,当然ながら早期発見・早期治療が重要。
ASD(自閉症スペクトラム障害)の有病率 : 1 %
ADHD(注意欠陥多動性障害)の有病率 : 子供の 5 %,大人の 2.5 %

・感染予防:
IGRA(インターフェロンγ遊離試験 ; QFT・T-SPOT)陽性者に対するINH 300mg × 6か月投与は,もはやLTBI(潜在性結核感染症)の予防でなく治療
放射線技師がマスクなしで結核患者に5分接触しただけで結核感染した事例あり。
COVID-19は発症前から飛沫感染のリスクがあり,やはりマスクは基本的感染予防策。

とても勉強になりましたが…..コロナ禍にて座席の間隔が広く取われており,パソコンでの内職は目立つため難しく…。
おまけに指名で順次答えさせられる始末…..学生時代以来?….笑。

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バイオセイム

先週は,iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術〜出張手術(笠間眼科)。
今週は,レーシックPTK(顆粒状角膜変性)〜硝子体手術×2(黄斑円孔・IOL脱臼)〜線維柱帯切除術(緑内障濾過手術)〜水晶体再建術眼瞼皮下腫瘍摘出術〜睫毛内反手術(埋没法)〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。

本日はバイオ後続品について。

点眼薬を含め一般薬には後発医薬品(ジェネリック)があり,多くは後発を専門とする医薬品会社で製造されます。一般薬は化学構造式が単純で,製造にはさほど高い技術を要しません。先発品の専売特許期限が切れた時点で,安価な後発薬が複数の会社から一斉に発売されるわけです。

一方,バイオ医薬品分子標的薬は複雑な構造式からなり,高い製造技術を要するため,後続品の製造は簡単ではありません。眼科領域のバイオ医薬品としては,静注用のTNFα阻害薬(レミケード)や硝子体注入専用の抗VEGF薬(バビースモ・アイリーア・ベオビュ・ルセンティス)などがあり,すでにレミケード(インフリキシマブ)とルセンティス(ラニビズマブ)の後続品が販売されています。
バイオ医薬品の後続品はバイオシミラーBS)と呼ばれ,先発品と同等・同質とされていますが,完全な同一成分ではありません。先発品と比較し薬価はかなり安価に設定されるものの,内服薬ではなく注射薬であり,有効性・安全性を懸念する医師は少なくないようです。

さらに他科では,まだ種類は少ないものの,先発バイオ医薬品と成分や製造工程が100%同一であるバイオセイムが登場しています。先発品製造元の100%子会社が製造するので,当然ながら全くの同一製品(オーソライズド・バイオシミラー)です。「安価」なだけでなく「より安心」して処方できるという大きなメリットがあります。
バイオ医薬品全盛の昨今,いずれは全科でバイオセイムが主流となるでしょう。
眼科領域での登場を期待したいですね。

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開院8周年

先々週はICL近視矯正手術レーシック×6〜水晶体再建術(連続焦点・両眼同日を含む)。
先週はICL近視矯正手術硝子体茎離断術×2(増殖糖尿病網膜症・裂孔原生網膜剥離)〜水晶体再建術(連続焦点を含む)〜前後転術(外斜視)〜出張手術(二の宮眼科)。
今週は,ICL近視矯正手術レーシック×4〜硝子体茎離断術(黄斑前膜×2)〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点トーリック・両眼同日・緑内障術後bleb+・成熟白内障を含む)〜翼状片切除術〜出張手術(笠間眼科)。
皆さん経過良好です。

10/1(金)に,開院8周年を迎えました!
診察券番号49616のユニークIDを9/30に発行し,開院後8年間で5万人弱の新規患者様にご来院頂いたことになります。受診されたすべての患者様,そしてスタッフに日々感謝です。

今後も引き続き,個別化屈折矯正手技ICLレーシックオルソケラトロジー)〜プレミアム多焦点白内障手術硝子体手術(MIVS)〜緑内障手術(MIGS)〜眼瞼下垂手術斜視手術抗VEGF療法など,最先端かつ最良のテーラーメイド医療を提供し続けます!

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コロナワクチンと角膜移植後拒絶反応

先週は,レーシック×6〜iStent inject 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点トーリックを含む)〜出張手術(笠間眼科)。
今週は,ICL近視矯正手術エクスプレス挿入術(落屑緑内障)〜水晶体再建術(IOL脱臼・緑内障術後・連続焦点を含む)〜前後転術(内斜視)〜出張手術(二の宮眼科)。
皆さん経過良好です。

COVID-19の眼症状として当初から結膜炎が指摘されていますが,これは自然治癒するので心配ありません。一方,角膜移植術後においてCOVID-19に伴う拒絶反応の報告がなされ,移植術後症例にてこれを見逃さないことは非常に重要です。
ウイルスに対する免疫応答により移植後拒絶反応が惹起されるということは,ワクチン接種後でも同様な状況が危惧されます。事実,頻度として非常に稀ではあるものの,帯状疱疹ワクチンやインフルエンザワクチン後に角膜移植後拒絶反応を惹起したとの報告があります。

新型コロナワクチンにおいては,mRNAワクチンに伴う角膜移植後拒絶反応の海外報告がすでに3報あり,投薬にて拒絶反応は沈静化し,再移植を要するほど重症には至らなかったとのこと。RNAワクチンの有効性の表れと考えられ,今後もさらに報告数が増えるのは間違いないでしょう。
角膜移植に限らず,全身の臓器移植後の患者さんには同様のリスクがありますが,日本移植学会の現時点でのワクチン接種方針は「臓器移植患者がCOVID-19を発症した場合の予後は不良であるため,予防が重要であることからワクチン接種を推奨」となっています。

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