当院では「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」における先進医療施設として認可されていますが,加えて2015年2月1日付けで「前眼部三次元画像解析」においても同先進医療施設として正式に認可されました。
前眼部OCT(Optical Coherence Tomography)により、角膜・虹彩・隅角・水晶体といった眼の前の部分(前眼部)の状態を、直接器械が眼に触れることなく、短時間で検査することが可能です。
具体的には、角膜の部分的な厚さや混濁、緑内障における隅角や虹彩の状態、水晶体の状態を画像解析し、正確な数値で表すことが出来ます。
写真は閉塞隅角緑内障症例の1例です。このように、現在のご自身の眼の状態を供覧しながら、病気の進行度合い・手術の是非などをより詳細に説明することが可能です。
また、 先進医療施設に認可されることにより、一部保険診療との併用が認められます。
詳しくは受診時に直接お問い合わせ下さい。
さて、このところ毎週硝子体手術を施行していますが、皆さん経過良好で何よりです。
来週はレーシック〜白内障手術〜硝子体手術と内容盛り沢山。頑張ります!



話は変わって、今週はクリスマス。ですが…世の中はあちこち妖怪ウォッチだらけですね〜。映画の初動2日間の観客動員数は148万5000人で歴代邦画1位とのこと。大人気ですね。
2002年に、結膜を切開せずそのまま孔を作成する25G小切開硝子体手術(0.5mm)(MIVS : micro incision vitrectomy surgery)が発表されましたが、手術効率にやや難があり、切除効率を改善した23G MIVS(0.65mm)が2005年に発表されました。
そして今秋、アルコン社から様々な問題を克服した27G MIVSが発売されました。硝子体カッターの回転数は、20G:1500cpm (サイクル毎分)→ 25G:5000cpm → 27G:7500cpmと手術効率も格段にアップし、実際に使用してみても「完璧」な印象を受けます。