月別アーカイブ: 2022年6月

@京都

先週は,ICL近視矯正手術〜レーシック×4〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜翼状片切除術〜出張手術(笠間眼科)。
今週は,硝子体茎離断術×2(増殖糖尿病網膜症・黄斑前膜)〜水晶体再建術(連続焦点を含む)〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。

2019年には4回訪れましたが,今回はちょうど2年半ぶりの京都。
暑さにもかかわらず,市内は観光客で溢れていました!

学会はオンデマンドでもzoomでもなく,やはりon siteに限りますね。
参加登録者数はコロナ前とほぼ同様で,ランチョンセミナーもコロナ前とほぼ同様。食事以外はマスクを着用し,完全なwithコロナ学会。

AI関連などを含め,色々と大変勉強になりました。
一般的な内容として是非ご紹介したいのは,下記の2点。
抗菌薬処方量が,2020〜2021年は前年比20%減。AMRアクションプランが奏功したというよりは,コロナにてインフルエンザが激減し,無意味な抗菌薬の同時処方が減ったのが主な理由のようです。皮肉にもコロナのおかげというわけですが,ということはまた処方が増える可能性があるかも…?
日本の屈折矯正の30%弱ICLで,この比率は世界でも圧倒的にトップ。一方,北米ではICLは全屈折矯正手術のなんと1%! つまり北米ではICLはマイナーで,メインはやはりレーシック。米国でもレーシックが一時減った時期がありましたが,原因は日本のような1施設での集団感染およびネガティブキャンペーンなどではなく,単純に経済的理由(リーマンショック)
ICLはDrのライセンス制ですが,レーシックは違います。私的意見として,今からレーシックを始めようとする日本のDrはほとんどいないとは思いますが,日本だけまた同じ過ちを繰り返さないためには,レーシックにもライセンス制(しっかり学び,一定の症例数を経験したDrのみがエキシマレーザー機器を使用できる制度)を導入すべきだと思います。

 

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Democracy

先々週は,硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜レーシック×4〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜出張手術(鉾田病院)。
先週は,ICL近視矯正手術〜水晶体再建術眼瞼下垂手術。
今週は,硝子体茎離断術(黄斑円孔)〜水晶体再建術(連続焦点・LI後を含む)〜出張手術(二の宮眼科)。
皆さん経過良好です。

本日は県アイバンクの会合に出席。
コロナの影響もあり,進行は非常にスムーズでした!

さて,ESCRSから,査読付き月間誌とは別で,EURO TIMESという情報誌が不定期に送られてきます。Online版とは少しタイムラグがあるものの,やはり本は非常に読みやすい!

今回の表紙は,手に取った誰もが注視したでしょう。
表題は STAND WITH UKRAINE & SLAWA UKURAJINI,さらにeditorialでは invasion と明記(もちろん人道支援に関しても詳細な記載あり)。

日本の学会でも人道援助などの記載はありますが,強い非難など深い言及はされず。
ESCRSのHPでの記載は勿論のこと,世界中に配送される情報紙を媒体として強いメッセージを発することは,インパクトが非常に大きいですね。
ESCRSはヨーロッパ19ヵ国がメインであり,当該2ヵ国いずれも数多くの眼科医がメンバーになっています。某国でも試行錯誤すればwebでの閲覧はどうにか可能かもしれませんが,このような郵便物は検閲で破棄され,Drの目に触れることはないのかもしれません…。

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