月別アーカイブ: 2022年7月

IC-8 Apthera IOL

先々週は,ICL近視矯正手術×4〜硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜前後転術×2(外斜視・内斜視)〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点トーリックを含む)〜翼状片切除術〜出張手術(笠間眼科)。
先週は,レーシック×4〜ICL近視矯正手術×4〜硝子体茎離断術(裂孔原性網膜剥離)〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点トーリックを含む)〜出張手術(鉾田病院)。
今週は,ICL近視矯正手術〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点トーリックを含む)〜眼瞼下垂手術。
皆さん経過良好です。

5年前の当ブログでも触れたAcuFocus社のIC-8 Small Aperture IOLが,IC-8 Apthera IOLとの名で,つい先日FDAに承認されました。

IC-8 Apthera IOLは,小口径pinhole効果によって焦点深度が通常の単焦点IOLより深くなる Extended Depth of Focus IOLです。

利点:
・両眼単焦点IOL症例とほぼ同等のコントラスト感度
ノントーリック IOLであるにもかかわらず,1.5 Dまでの 角膜乱視に対応(臨床試験では2Dの焦点深度)
・非優位眼にのみ挿入するものの,従来のようなモノビジョンとは全く異質
・グレア・ハローが生じにくい
・不正乱視症例でも裸眼視力良好

欠点:
視野狭窄などを呈する他の眼疾患がある症例は適応外

瞳孔径が大きめで羞明を訴える縮瞳不良例,古い屈折矯正手術既往がありグレア・ハローの訴えの強い症例などは極めて良い適応となります。

日本は欧米と比較してモノビジョンには消極的ですが,このIOLは従来のモノビジョンとは大きく異なります。FDAでも承認されるレベルの有用性が立証されており,本邦でも広く受け入れられる可能性を秘めていると言えるでしょう。

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まさかの停電…

先々週は,硝子体茎離断術×2(RRD・BRVO-VH)〜ICL近視矯正手術〜水晶体再建術(連続焦点×3を含む)。
先週は,ICL近視矯正手術×4〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点を含む)〜出張手術(二の宮眼科)。
皆さん経過良好です。

本日7/11(月),午前の外来終了直後の午後1時過ぎから,なんとアウトモール全体が停電に!
非常灯のみ点灯し,エアコン空調・電子カルテ・各種検査機器などすべての電子機器が使用不可のため、午後は臨時休診に。
固定電話は不通,web予約システムへのアクセスも不可のため,予約済みの患者さんへの連絡も出来ない状況で,誠に心苦しい限り…。

原因は精査中で,どうやら本日中の復旧は難しい状況とのこと。
イーアス自体に非常電源がありますが,地域が停電していないのに館内だけ停電するという状況そのものが想定されていないので,これは対策を検討しないとダメですね…。

夕方には市役所で介護保険審査会があるので,それまで場所を移して別の諸々のお仕事を。

アウトモールにはペットショップもあるので,ワンちゃん・猫ちゃんは大丈夫かな〜と他の心配をしてしまいます…。

明日は火曜休診日ですので,水曜以降は通常通りに診療を行います。

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