硝子体手術」カテゴリーアーカイブ

糖尿病黄斑浮腫に対するベオビュ(ブロルシズマブ)

先々週は,硝子体茎離断術(黄斑円孔)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜眼窩脂肪ヘルニア手術〜出張手術(二の宮眼科)。
先週は,レーシック(×8)〜ICL近視矯正手術(×4)〜水晶体再建術〜出張手術(笠間眼科)。
今週は,レーシック(×8)〜硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症 ×2)〜水晶体再建術
皆さん経過良好です!

ベオビュbrolucizumab・ブロルシズマブ)の適応疾患は,現時点では滲出型加齢黄斑変性のみですが,今後は他の抗VEGF薬と同様に,糖尿病黄斑浮腫(DME)・網膜静脈閉塞症(RVO)・近視性脈絡膜新生血管(mCNV)・血管新生緑内障(NVG)などへ適応が拡大される可能性を秘めています。
世界23ヵ国・80施設・360名のDME症例を対象とした,2年間のベオビュ第III相臨床試験(KITE Trial)が現在進行中です。先日,このtrialのEUにおける成績が公表されました(以下要点)。

・投与開始52週(1年)後の視力変化は,アイリーアに対し非劣性を示した。
・投与開始40〜52週後の中心窩網膜厚は,アイリーアと比較し有意な減少を示した。
・投与開始後1年間において,アイリーアは全例2ヵ月毎の投与であったが,ベオビュは50%以上の症例が3ヵ月毎の投与であった。
・安全性は,アイリーアと同様に良好であった。
眼内炎症に関しても,アイリーアとほぼ同様であった

ベオビュ硝子体投与後の数%に,虹彩炎→網膜血管炎→網膜血管閉塞を引き起こす可能性があることが判明しています。発生機序はよくわかっておらず,本邦での発生頻度まだもはっきりしていません。
このtrialの結果によると眼内炎症はアイリーアと同程度のようですが,ベオビュ初回投与後は慎重な経過観察が求められます。

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オンライン資格確認

先々週は,硝子体茎離断術(×3:裂孔原性網膜剥離・増殖糖尿病網膜症・黄斑前膜)〜水晶体再建術(LASIK後・両眼同日・成熟白内障を含む)〜睫毛内反手術〜出張手術(笠間眼科)。
先週は,レーシックPTK(エキシマレーザー治療的角膜切除術:顆粒状角膜変性)〜水晶体再建術(両眼同日・3焦点を含む)〜出張手術(鉾田病院)。
今週は,ICL近視矯正手術〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜眼窩脂肪ヘルニア手術。
皆さん経過良好です!

2021年3月から,健康保険証のオンライン資格確認が正式に開始されます。
これによって,保険証のみならず,マイナンバーカードでも保険診療が可能となります。
保険証の期限切れ(職場が変わったがまだ新しい保険証が届いていない場合など),困りますね?しかし,マイナンバーカードがあれば,直ちに保険確認が可能となります。

患者側のメリット:
・限度額認定証の持参不要
・薬手帳など服薬履歴書の持参不要(オンラインで過去や他院の投薬状況の把握が可能)
医療機関側のメリット:
・保険証番号の入力不要
・資格過誤による返戻レセプト減少

確かにメリットはありますが…..保険証を持たずに,あえてマイナンバーカードのみを持参する患者さんがどの程度いるのか…..
保険証は過去の遺物となり,マイナンバーカードを常時携帯する時代が必ずやってくるのでしょうが,希望を込めて,なんとなくまだまだ先のような気がします。

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じわじわと…

先々週は,レーシック水晶体再建術(三焦点を含む)〜眼瞼内反手術〜出張手術(笠間眼科)。
先週は,木金連休にて当院ではオペせず,出張手術のみ(鉾田病院)。
今週は,レーシック(×10)〜硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症)〜水晶体再建術(両眼同日・三焦点を含む)。
皆さん経過良好です!

連日の報道の通り,新型コロナの感染拡大が止まりません。本当に困ったものです。
茨城県内の本日8/1の新規感染者は14名,これまでの感染者数は308名。
茨城県の人口は約290万人なので,ざっと9,000人に1人の計算。この数字だけを見ると「な〜んだ,そんなものか」となりますが,不顕性感染者を考慮するともっと高いはず。
国がこのまま無策であるならば,1/5,000…1/3,000…1/1,000…となるのも時間の問題です。

台湾では新規感染者が現時点でほぼゼロ。
ニュージーランドでは早期に航路を閉鎖し,厳格な検査・隔離を施し,国全体をロックダウンしたため,現在はすべての国民がマスクなしで全く元通りの生活に戻っているそうです。
日本も同じ島国であり,上手に対応すればこのような経過をたどれたはず。
国は都道府県に任せっきり。挙げ句の果てに,Go To…? 今?
最初のクルーズ船の時から対応がダメダメの後手後手で,欧米型のウイルスが蔓延。緊急事態宣言でうまくcontrolできそうかな?と気が緩み,国内新規患者が完全にゼロとならない状態で経済が再開。結果,明らかな第2波が到来しています。

民主主義と利己主義は全く別物。「自分の身は自分で守れ」では困ります。
国民の健康を最優先し,目先の経済などに目を奪われず,長期的な国益を重んじ,有事の際には驚くほど強いリーダーシップを発揮する。一国のリーダーはそうあるべきと強く思う今日この頃です。

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老視矯正 EVO Viva™ ICL

先週は,硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症)〜エクスプレス挿入術(続発性緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜翼状片切除術。
今週は,レーシックICL近視矯正手術硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症)〜水晶体再建術翼状片切除術〜出張手術(二の宮眼科)。
皆さん経過良好です!

2年以上前にご紹介した多焦点 ICLが,本年7月2日にヨーロッパでついに臨床承認されました。以前は臨床試験のための市販前承認でしたが,今回は正式なCE Markの取得です。
EVO Viva™ ICLpresbyopic EVO+ visian ICL with EDOF optic,STAAR Surgical社)と名付けられ,EDOF タイプの老視矯正機能を付加しています。コントラスト感度は低下しにくいため,臨床試験の結果は良好とのこと。
適応年齢は21〜60歳と広く,老視矯正の分野は今後大きく変化する可能性があります。
輸入可能となり次第,当院ではすぐに使用予定です!


最近,自宅にスズメがチュンチュンと…でもエサをあげても寄りつかず….。
普段は木の中で身を潜めているものの,あちらこちらにひょっこり出没し,さほど警戒心が強い様子でもない…?
さらには,ホ〜ホケキョッ,キョキョキョキョ…鶯?の鳴き声も聞こえるのですが,どこにいるのかまだ不明(^^;)。

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New Normal

今月第1週目:ICL近視矯正手術硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症・黄斑円孔)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)。
第2週目:硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜出張手術(笠間眼科)。
第3週目:レーシックICL近視矯正手術水晶体再建術(両眼同日を含む)〜眼瞼内反手術〜出張手術(鉾田病院)。
第4週目:レーシックICL近視矯正手術エクスプレス挿入術(続発性緑内障)〜水晶体再建術(三焦点IOLを含む)〜出張手術(二の宮眼科)。
皆さん経過良好です!

6/12〜14に福岡で開催予定だった第35回JSCRS学術総会は7/1〜14のweb開催へ,さらに会期中のグループ会議はzoomでのweb会議に変更。
Webでの学会開催は,視聴者にとってはとても便利ですね。しかし演者側は….スライドに音声データを入れて動画保存しupload….ひと手間かかるものの大分慣れてきました。


本年3月以降,いわゆる学会の類のすべてが,web開催もしくは中止となっています。
眼科分野においても,9月までに開催予定であったメジャーな学会として,角膜学会総会・眼科学会総会・視野画像学会学術集会・白内障学会総会・JSCRS学術総会・ロービジョン学会学術総会・小児眼科学会総会・弱視斜視学会総会・眼光学学会総会,海外ではASCRS・ASRS・ESCRS・EURETINA・AAOなどが,すでにweb開催済もしくは決定済。
また,ARVO・眼形成再建外科学会学術集会・近視学会総会・フォーサム(眼感染症学会,眼炎症学会,コンタクトレンズ学会総会,涙道・涙液学会総会)・眼腫瘍学会・眼薬理学会・眼循環学会においては,2020年の開催は中止となり,2021年への持ち越しが決定済。
本年10月以降の学会においては,通常開催かweb開催かは第2波次第,となっています。その他,地方の学会は数えきれず。眼科に限らず,そもそも学会が多すぎるかも…。

航空チケット・タクシー・ホテル等の出張費,会食交際費,お土産代など,すべての支出がゼロになります。今後もweb開催が通常の学会開催形式となるようであれば,そりゃあ景気も低迷しますよね。
経費削減はありがたいことですが,社会経済はこのような「無駄」で成り立ってますからねえ…。

話は変わって…
いつも混雑していた「がんこや かるがん つくば店」ですが,3月末に突然「閉店します(コロナとは無関係です)」と看板が出てからすでに3ヵ月。石岡まで行くのは厳しいなあ〜とショックを受けていましたが….
偶然,お店の前を通りかかると駐車場が激混み…..ん〜っ???
満席のようで,外にも順番を待っているお客さんが….密密密…。
一度閉店した店が突然再開。とてもうれしいのですが,一体何があったのでしょう。。。

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Ranibizumabでのport delivery system(PDS)

先々週は,レーシック硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症例・網膜細動脈瘤破裂例)〜水晶体再建術〜出張手術(笠間眼科)。
先週は,ICL近視矯正手術〜水晶体再建術(3焦点を含む)〜出張手術(鉾田病院)。
今週は,レーシック硝子体茎離断術(網膜細動脈瘤破裂)〜水晶体再建術(緑内障術後・3焦点を含む)〜出張手術(二の宮眼科)。
皆さん経過良好です。

滲出型加齢黄斑変性(sAMD)に対する新たな抗VEGF治療薬として,ベオビュ(Brolucizumab・ブロルシズマブ:ノバルティス社)が今週月曜日に発売されました。一方で,同社はsAMDに対する治療薬としてルセンティス(ranibizumab・ラニビズマブ)も併売しています。

このルセンティスの製造元であるgenentech社(ロシュ社の子会社)は同薬を用いたport delivery system(PDS)を開発中であり,先日phase Ⅲの臨床研究(Archway study)の結果が公表されました。

sAMDに対し,ルセンティスの硝子体注射を毎月行った場合と,PDSを一度だけ設置した場合とで,半年間の経過観察でいずれもほぼ同等の臨床成績を示し,PDS設置はそのリスクに見合う十分な利点がある,との結論です。

phase Ⅲなので,FDA申請そして承認までにはもう少しだけ時間がかかるでしょう。
しかし,天下無双のロシュ!
いずれ承認され,PDSの先駆けとして世界的に普及するものと思われます。

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初診での電話診療

今週は,レーシック硝子体茎離断術(黄斑前膜・特発性黄斑円孔)〜水晶体再建術(両眼同日・選定療養3焦点を含む)〜翼状片切除術〜出張手術(鉾田病院),皆さん経過良好です。
選定療養は実質的には先進医療とほとんど変わらない印象ですね。何の問題もなくスムースに移行できました!

本日は電話・オンライン診療について。

オンライン診療(約2年前の当ブログにおいても詳細を記載)はこれまで再診に限り認められていましたが,先週から,電話またはオンラインでの診療が初診でも可能となりました!
急な展開ですが,患者なりすましの問題よりもコロナ対策が優先されるということでしょうね。

要約すると…..
保険証はFAXもしくは添付メールで確認し,電話内容および処方箋FAX送信先を診療録に記載。
・診療所・病院は所定の様式により都道府県に毎月報告を行う。
・診察・院外薬局からの薬剤配送等のすべてが初診でも電話のみで行えるが,時限的・特例的であり,いずれコロナが終息すれば再診のみに戻る。

実際の流れは,電話での予診→電話診療可能と判断→保険証の正式確認→電話診療→処方箋・会計等についての事務連絡,となります。

先日,再初診の患者さんからの問い合わせがあり,早速当院は初診での電話診療を開始しました!
STAY HOMEの状況なので,患者さんにはとても喜んで頂けました。
眼科において完全な初診で電話対応できる疾患は限られますが,最終診察日からかなり時間が経過している「再初診」の場合は特に有用かもしれません。

いわゆるオンライン診療は,初期設備や設定がやや面倒で,さらに疾患が限定されるため,導入に二の足を踏むDrが少なくないと思われ,私もその1人です。しかし電話でもOKとなると,クリニック側も患者さん側も敷居がかなり低くなりますね。

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COVID-19 対策

今週は,レーシック硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜出張手術(笠間眼科),皆さん経過良好です。
先進医療での多焦点眼内レンズ手術は3月で終了し,来週から選定療養での手術を開始します。

本日,茨城県は特定警戒都道府県に指定されました。

当院では感染予防対策として以下のような取り組みを行っています。

・自動ドア(クリニック入口・メディカルコート入口)の常時解放
・手動ドアの取っ手・待合室座席など,患者さまが触れる機会が多い箇所の定期的な消毒
・職員全員における,マスク着用・ゴーグル装用・手指衛生管理・健康管理(毎朝の検温)
・診察ごとの,医師の手洗い・手指消毒
・検査・診察ごとの,診察台・あご台・額あて・検眼枠の消毒

全ての患者さま・付添の方にマスクの着用をお願いしております。
待合室ではマスク着用のうえお席の間隔を空けてお待ち下さい。
ご協力をお願いいたします。

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選定療養(多焦点眼内レンズ)

今週は,レーシックPTK(顆粒状角膜変性)〜硝子体茎離断術(裂孔原性網膜剥離)〜水晶体再建術(両眼同日・3焦点・EDOF・LASIK後を含む)〜翼状片切除術。
皆さん経過良好です。

先進医療特約に加入している患者さんの駆け込み手術が増加しているため,今月中旬〜下旬において,当院の白内障手術のうち多焦点IOLの占める割合は約9割
COVID-19への対応で厚労省はてんてこ舞いなのでしょう。4月の診療報酬改訂に関する説明は概略のみでしたが,昨日やっと詳細が判明。多焦点IOL手術が先進医療から外れた後は,選定療養として保険診療が一部適応になることが正式に公表されました。
選定療養とは,例えば病院個室へ入院する際の差額。入院費用の基本部分は保険診療で,大部屋と個室との差額のみ自費となるわけです。医師会が猛反対する混合診療との線引きが問題となりますが,多焦点IOLの差額が選定療養として厚労省に認められたわけです。

多焦点IOL手術費用は,3月末までは完全自費(先進医療特約でのカバー可)ですが,4月以降は手術の基本部分(保険診療)および単焦点IOLとの差額(自費)。 IOLの種類によっても異なりますが,差額はおよそ15〜25万位と予想されます。
患者さんの実質的な総支払額は現状よりかなり下がるため,4月以降の多焦点IOL手術件数はさらに増加するものと推察されます。

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TECNIS Synergy(連続焦点:EDOF +2焦点) IOL

今週は,ICL近視矯正手術〜水晶体再建術(両眼同日・3焦点を含む)〜前後転術(外斜視)〜眼瞼下垂手術〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。

今日は新しい多焦点眼内レンズ(TECNIS Synergyテクニス シナジーDFR00V,J&J)について。
コントラスト良好なTECNIS Symfony(ZXR00V)の近方視力改良版,といった感じでしょうか。
昨年のESCRSでお披露目された連続焦点(EDOF +2焦点)のIOLで,その後の評判が非常に良好とのこと。まだEUと豪州でしか使用されておらず,国内では本年秋頃に販売開始の予定です。国内では現在PanOptix(3焦点)が多焦点IOLとして最も用いられていますが,将来的にはEDOF +2焦点もしくはEDOF +3焦点などのハイブリッド型IOLが主流となるかもしれません。

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